intermission II

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書いてる小説がボツになってしまった話(国際大会について2)

このところずっと書いてた宮影の小説がありまして……
この中で、宮さん(侑)と影山くんをアジアジュニアの大会に行かせようとしていました。
ただ、どうしても引っかかるところがあって、
「まさか」と思いながら何度も確認をした結果、
どう計算をしても影山くんと侑は、影山くんが飛び級をしないかぎり、一緒にアジアジュニアに行くことはないという結論に至ってしまいました。
ご存じだった方も多いのかもしれませんが、
これはイコール、侑と影山くんが世界ユースも世界ジュニアも、一緒に行けないということでもあるので、私はだいぶ「やべーな」と思っています。

上記の小説は、にっちもさっちもいかなくなってしまい、
侑影ターンをバックリ削って、先ほどpixivに投稿しました。
「尻切れトンボだなあ」と思われるかもしれないのですがほんとに尻を切ったので大正解です以外何も言えない…よく分かってらっしゃる…


侑が早生まれならよかったのですが・・・うーん
侑が10月生まれである以上、影山くんと侑の間に、改編年度が来てしまうんですよね。
「いや知ってたし」という方も多いと思うのですが、
以下、自分のための確認ブログを書きます。
もし、お時間許しましたら付き合いください。



なおなおなんですが、影山くんのユース合宿選出の回が掲載された2016年5月に、このブログではこんな整理のエントリーを書いています⇒国際大会について

ただ現実世界において、2016年~2017年で、ユース大会の開催年度に変更が発生してまして、
今となってはちょっと不正確な内容になってしまいました。
詳しいことは「国際大会サイクル表」と検索して出てくるJVAのサイトが分かりやすいですが、
要はアジアユースの開催年が偶数年⇒奇数年に変更になっているんですよね。

※2018.6追記:さらに変更がありました。アジアユース大会が偶数年の2018年に行われます(→2019年世界ユース開催)



さて、アンダーカテゴリの世界大会に関して基本的な、変わらないルールがあります。

・アジア○○大会は、世界○○大会の予選を兼ねている(○○=ユース、ジュニア、U-23選手権)
・「アジア大会⇒世界大会」は1つのくくりとなっていて、出場可能な年齢のレギュレーションは共通である
(世界大会が1999年1月1日以降生まれなら、その予選であるアジア大会も1999年1月1日以降生まれであることが条件)

これらの事情+世界ユースがU-19、世界ジュニアがU-21と、
アンダーカテゴリは2年ごとに切れ目が存在しているため
高校生たちは、2年ごとに、「同じ大会に出場する世代」として区切られていくわけですね。
(もちろん、飛び級は可能ですし、早生まれ問題もあるのですが)

わたくしめの勘違いを整理しますと、その切れ目というのが

牛島さんの1個上の学年
ウシワカ世代       ↑一緒に戦う
=========ココ=========
侑世代          ↓一緒に戦う
影山くん世代


ここにあると思ってたんですが、
それが



牛島さんの1個上の学年   
=========ココ=========
ウシワカ世代
侑世代          ↑一緒に戦う
=========ココ=========
影山くん世代       ↓一緒に戦う



ここじゃった、という話なのです。


なぜそういう話になるのか、順を追って整理します。
修正版の国際大会サイクルを一度載せます。

  シニア 全日本U-23 全日本ジュニア 全日本ユース
1年目
(A年)
奇数年
アジア選手権
グラチャン
世界選手権予選
(~B年)
アジアU-23選手権 
世界U-23選手権
世界ジュニア
選手権
(U-21)
アジアユース
選手権
世界ユース
選手権
(U-19)
2年目
(B年)
偶数年
アジアカップ
アジア競技大会
世界選手権
  アジアジュニア
選手権
 
3年目
(C年)
奇数年
アジア選手権
ワールドカップ
アジアU-23選手権 
世界U-23選手権
世界ジュニア
選手権
(U-21)
アジアユース
選手権
世界ユース
選手権
(U-19)
4年目
(D年)
偶数年
オリンピック
アジアカップ
  アジアジュニア
選手権
 


(ピンクの字=変更のあったところ)

私の理解としては、
春高の行われている1月現在、作中年度は上の「B年」または「D年」です。
(正確に平成何年なのか、というのは作中登場カレンダーよりある程度特定可能ですが、恐らく危険なので指定しません)


根拠は、
作中でいう昨年=インハイが行われた年の6月(9巻76話「クリエイター」)に、下記のくだりがあることです。

菅原「”ウシワカ”が世界ユースに入ってら」(スマホを見ながら)
山口「世界ユース?」
月島「簡単に言うと19歳以下の日本代表」
日向「日本代表!!に!!ウシワカ!!」
澤村「牛島(コイツ)が東北で唯一の代表か…(略)」※ちなみに背番号は7。


6月時点で「世界ユースに入ってら」というのだから、この年はA年かC年だったはずです。

で、確認不足だったのはココなんですが、
世界ユースは、早生まれ大学1年生+高3が「トップ世代」(上限年齢)になり、
その1個下の学年あたりまでが中心世代になります。

(例、2017年の世界ユース第15回大会は、1999年1月1日以降生まれによる大会でした)

牛島さんは8月生まれなので、ちょうど上限いっぱいということですね。



さて、このインハイの年の12月に、影山くん参加のユース合宿がありました。
このときの発言をおさらいします。(24巻208話「初雪」より)

武ちゃん「影山くん 君に 全日本ユース強化合宿の招集がかかりました」

縁下さん「――確か 今招集されるメンバーの中から2年後に実際にユースの代表選手として戦う選手が選ばれるんだよね」「”世界”を相手に」
「その2年後に向けて日本中の15・16歳の選手達の中から一握りの有望株が招集される」

作中カレンダーでいう、「2年後」というのは、(1年後=今の春高があってる年と考えて)
A年またはC年のはず。

アジアユースは世界ユースがある年の3月から4月にかけての実施ですが、作中カレンダー上、それは侑は高3から大1になる時期、影山くんは高2から高3になる時期にあたります。この、アジアユースのレギュレーションは、侑世代の早生まれが上限なので、侑は外れてしまうのです。

208話の縁下さんの台詞を読んで、私はつい、「侑たち」+「影山くんたち」の中から、2年後に(略)ユースの代表選手として戦う選手が選ばれる
ということなのだと…思ってしまってたんですけど…
違うわな…。

侑、この時点で17歳なんですよね。10月生まれですもんね。
縁下さんの言う「今招集される」っていうのは、今回の合宿にって意味じゃなくて、
今後アジアユースに向けて招集されるっていう意味だったんですね。。。

つ、つまり、
12月の合宿は、文字どおり有望株を育てる合宿であり、
アジアユースに向けてチームを編成していく合宿ではない
ということだと、考えられるん…ですよね………




これが、古舘先生が今後想定している展開として、正解なのか分かりません。
合宿の意味合いを考えると、やはり少し違和感が残ります。
「侑と影山くんは同じアンダーカテゴリに入る」という展開のほうが、自然な気はするんですけど…。でも、そうはならないですよね…

以前、ジャンプ掲載時に木下さんの年齢が間違っている、というミスがあり
コミックスでそれが訂正されたものの、
今度は治の年齢が「16歳」と間違ったまま、コミックスが出てしまうという出来事がありました。
宮兄弟の誕生日を10月と公表したのはこの巻だったので、
気付いていれば訂正が間に合ったはずです。

もしかしたら、先生は宮兄弟を当初早生まれにする気だったのではという解釈もあるかなと思ったのですが、
まあしかし星海さん4月生まれですもんね…
いずれにしろ世代混交合宿だったってことですよね…。


うーーーーん。まあ、いいんですよ、ここまでは。
最後にはシニアに進むのに、アンダーカテでそんなカチカチ世代分けるのもナンセンスだし、
日本のリアル男バレ界の志向としては、どんどん垣根を取っ払っていこうとしてると思うので、上と交ぜて育てていくっていうのはとても自然な展開だと思います。

だがしかし。ここから私は腐った葛藤をせねばなりませぬ。



まず、「おりこうさん」回発売の数日後に書いた「2分の2」という宮影小説は、
明確に矛盾が出てしまいました。
話が崩壊してしまうので、これは謝罪文をキャプションに追加して、そのまま置いておくことにします。大変申し訳ないです。
ただ当時は侑早生まれの可能性もあったので、当時の解釈としてはセーフだったという言い訳で押しきれなくもないかな…ということでなんとか…


そして、進めてた小説について、
これは、影山くん大1、侑大2という設定で書いていました。
当初の世代の理解では、
かれらはこの年にアジアジュニアに出るはずだと思って進めてたのですが、
上記の理由で世代がパッカンと割れてしまい、二人が一緒にアジアジュニアに出るとしたら、
影山くんが飛び級するしかなくなってしまいますので、不可能です。

じゃあユニバーシアードかU-23にすればいいじゃんという話なのですが、
・・・・・・・・・・・・そうすると、牛島さんも入っちゃうんですよ・・・ね・・・・


いやもう。影山くんが飛び級しようがどうしようが、
どうやってももう、これから先はもう、牛島さんが、そこにいる!!!!!
私は自分の胸に問いました。
「あなたが落としたのは、影山くんに惚れる牛島さんですか?影山くんに惚れない牛島さんですか?」
「影山くんに惚れる牛島さんです!!!!!!!!!!」



・・・・・・・詰みました。
牛島さんがそこにいるのに、
一緒に戦うのに、
牛影が発生しない話、どうやって書けばいいのか分からないです・・・・・
牛島さんがアンダーカテゴリで落選する話も書けない…怪我とかもっと無理…


たぶん、落としどころとしては「なんかよく分からんけど牛島さん以上の世代は行かない世界遠征」みたいなものをオリジナルで作るしかなくなってしまうんですけど
不自然極まりないッスね…


もう、どうしたらいいのか…
あの話、どうやってもボツになる運命だったのかな…と思い始めました…
ちゃんと調べてからプロット作らない私が悪いんですけど。それ以外のなにものでもないんですけど、ちょっと、しんどいな…


そのうち続きを書けたらいいんですけど、
…今はちょっと案が出なくて、前編扱いにはしないでおきます。



牛島さんがシニアに誘拐されればいいのか…?あ、コレか…?
どうなんかな…私牛島さんの身長ちょっと足りないと思ってるんですよね…
(影山くんがその足りない身長を埋めると思ってる…)
でもまだ伸びるかもしれないし、左利きだし…

だめだ私はどんだけ牛影本位に生きているんだorz



すみません。鍛錬して出直しますね。
うッ



続きにお返事です。
お返事不要でくださった方も、黄影へのお付き合い、ほんとにありがとうございましたemoji
==== 12日AM7時台の方
学年のミス、教えてくださってありがとうございました!大変失礼いたしました…emoji

 



12日20時台の方
黄金影、読んでくださってありがとうございます!m(_ _)m
烏野1年との関係が複雑なので、過去例のないほのぼの感になりました…(笑)



あとでアレ消しそうだなとは思っている…消したらすみません、ブログで飼います。