intermission II

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WJ51号(1)**

ただいまっす・・・!
やっとこ、帰ってきたのでなう、これから感想を書こうと思います。
なるべく理性的に。気を抜くと「宮影最高ちゅっちゅ」しか言えなくなるのが正直な今の心理状態なので、腐女子の自分をガムテでぐるぐる巻きにして蹴たくってティップオフします。
たぶんめちゃくちゃ長くなります・・・。




ハイキュー279話「愛」


・タイトルで1回休み

泣くやん・・・・


「サム」と「ツム」呼びは、アランの名前が理由だったんですね…!
稲荷崎=バレーエリートの集まりというイメージのせいか、彼らとアランの付き合いが古いとは想像してなかったので、とても意外でキュートだなあと思いました。
心の中でずっと適切に突っ込み続けてるアラン超いいっすね…笑
これハイキューアニメの続編が作られるとしたら、アランの人選超悩ましい。関西弁とツッコミの上手い人であれ…


それにしても、幼少宮兄弟の見分けのつかなさよ…
皆さんいけますか?私無理そうです…。分け目を常に見せていて…それか背中に書いておいて…そう、そのように…


戸惑いつつ受け入れるとき侑は「おおん」と言うんですね。
メモである・・・。

アホかわいい宮兄弟。
サッカーでたとえると、カカ来んかな?みたいな感じでしょうか。サッカーでたとえた意味はあったのでしょうか。ねえな。


その日来たおっちゃんは、セッターのおっちゃんでした。
ミズノをうねうねさせたようなロゴのジャージを着てるので、ミジュノさんということにしましょう。

あ、ごめんなさい冒頭でめっちゃ名前出てた笑
犬畑昌彦さんとおっしゃるんですね。ノーセンスに巻き込んで申し訳ありませんでした。

 

犬畑さんの『打たしたる』に

侑は「(セッター)かっこエエな…!」と、 

変人速攻を前にしたときとおんなじことを言う。
「かっこいい」が、原動力なんですかね。

影山くんが、「難しくてかっこよくておもしろいのがセッターだ」と言っていたのを思い出します。
いったん先に進みます。


中学に「稲荷崎グル―プ」なるものがあり、その合宿などでアランと宮兄弟は親交を深めていたのか。ほほう。
宮兄弟の中学の名前、「野狐(やこ)」ってかっこよすぎますね。


当時はどっちかというと、治のほうが上手だった、先にセッターを任されたのも治…というのが、何とも言えない納得感があります。

「セッターは一番上手い奴がやるポジション」というのを治が言ってたってのがめちゃんこイイっす。

 

アランの言う「双子は『上手い』よりか『強い』感じ」
というのが、成熟した大人のスポーツではなく、

子どもの取り組み方、という意味で

なんともいえない、直感的に理解できるものがあります。

技術的には、もっとうまい子がいる気がするのに

「強い」を持っている子が伸びていく。ってあるよな。


侑は「”負けず嫌い”で収まらない何かがあるような気がした」、とのアラン談。


ひとたびセッターに任命されてから、水を得た魚のようにといえばいいのか
めきめきどんどん上達していった侑さんですが、
一方で、勝ち気さや高圧的な態度によって、

侑を嫌うチームメイトも出てきた様子で

ふと、影山くんを思い出しました。…よね。
そんで、いいなあと思いました。

突出した才能が、学生時分に居場所を失う話はよく聞きますし
影山くんも、侑も似たような環境のひずみに出会って(あるいは、生み出して)いる。


それなのに、侑の進んだ道と影山くんの進んだ道はこんなにも違う。

この当時(同じ年齢くらい)の侑と影山くんのセッターっぷりの違いを考えるとすれば、
侑は「ちゃんと打てば決まるトス上げてんのに何で決められへんの?」
というスタンスで、
影山くんは「ブロック振ってやってんのに何で俺の思うとおり打たねえんだ?」
という感じ…かな…
打つ技術の巧拙を問題にしてる侑と、コンセプトを共有できてないことを問題にしてる影山くん。みたいな。
少なくとも、対侑のほうが努力の余地があるかな…。
影山くんの場合は日向のような「先を行くバカ」の登場が待たれるという。


当時の影山くんに、もし同じように
「影山、嫌われてるぞ」と言った人がいたとしたら、影山くんはどう答えたでしょうか。

侑「…で?(無)」
影山くん「…で?(怒)」

この程度の差のような気がしてしゃーない笑

言われなかったかもしれない影山くんも、
きっと孤立し始めのころに嫌われてってるなって気付いただろうし
それでもバレーで強いことが何より大事って価値観を動かせなかったから、
そのまま突き進もうとしたんだと思います。でもあの無視事件が起きた。

影山くんの心の選択としては
「ついてこなかったあいつらが悪かった」理論で、
無視して自分の道を進み続けるルートもあった気がするんですよね。

でも、影山くんの心はめちゃくちゃ柔らかくて、もろくて、
一人で進めなくなるくらい、そこで傷ついてしまった。

「それはあの日 何度目かのコンビミス」
「でも最後のアレは”ミス”じゃない」
「あれは拒絶だ ”もうお前にはついて行かない”と あいつらが俺に言った一球だった」

 


影山くんも悪いのは分かってるけど、結果が残酷すぎて胃がねじきれそうなほどつらいです。影山くんのハートはやわやわだった。


侑に治がいたことが羨ましいなあと思います。
そんで、そうであってくれてよかった、としか言いようがない。

治は侑を絶対に一人にはさせないし
一人じゃないっていうことは、二人でもないんですよね。
ああいうのは、ちゃんと輪になってひろがっていくからな…。

環境次第で影山くんの心が壊れずにいられたかもしれないと思うと、
そっちに進めていればどんなに…と思うけど、
あそこで傷つかずにいられなかったのが影山くんという人間だし
あれがあったからこそ、影山くんは影山くんにしかない強さや優しさにたどりついてるはずだと思うので、やっぱりそっちも死ぬほど尊い。
それは多分、パラメータのどの部分にも表れないような、「メンタル」とか、「お前が仲間でよかった感」みたいな(語呂)、かけがえのないものになって出てくる気がする。




そんなこんな、侑は自分を曲げないまま、高校へ進学。
髪も染めて、非常に見分けがつきやすくなり、



えええ・・・・・・・・・
イケメン・・・・・・・・・・・


なんやろうと思ったら、目が白抜きになってるんですね。
子ども時代のは、小さい子の黒目がちな目って意味合いなのでしょうか。
育成成功素晴らしいです。

そして、宮兄弟が双子と分かったときから予感していた
「侑が治にポンコツと言う展開」が、ここで…!!

私は、試合中にそれがあって、ケンカするかなとか思っていたのですが
うーむ、こりゃ試合中は盤石だな~

治「この暴言クソブターッ!!!」

 えええ・・・・・・・・・・・・・・・・・。


あの~~~~~~~~~~
ブタってそんな登板するワードですかね!!?
超細マッチョなのに???ブタ・・・ブタ好きね・・・

Jワはいつか
「侑の♡やかましブタラーメン(博多とんこつ)」
「治の♡暴言クソブタラーメン(熊本とんこつ)」とかやってくださいね・・ぜひ・・・



やっぱ侑は、
>「ポンコツにポンコツ言うて何が悪い!!」

こういう発想なんすね…事実は言ってよしっていう。
だからおりこうさんにはおりこうさんって言っちゃったんですね…ありがとう侑お塩助かってる…


大げんかのあと、ウイイレで仲直り。
稲荷崎は寮とふんでいますが(どこで踏んだか忘れましたが)、
ひとまず部屋割り同室でしたね。
見た感じ2人部屋かなあ~。

そしてユースについての会話。少し引用します。

治「悔しいわアホ」「あんま悔しいと思てへん事が」「悔しい」
(略)
「多分がんばってる+ちょっと頭オカシイ奴が呼ばれたんとちゃうかなと思う」
「俺とお前は実力は変わらんけど」
(略)
「侑の方が俺よりちょびっとだけバレーボール愛しとるからな」

 



う…


あい・・・・・・・・・。



あの、歯に衣着せなくて、高圧的で、お調子者の侑がバレーに向ける感情を、愛と呼ぶんですか…治と先生………


侑が少し怖くて、まぶしくて、尊いです…



愛してるって、
愛してるって・・・・・

バレー以外選ぶものを知らなくて、
平気でそれを世界と思うことができる。
ずっとそれだけ見つめることができる。
確かに愛だな・・・そしてちょっと狂っている。



影山くんもきっと、そっちの人間なんですよね。
ユースに選ばれる、ちょっとオカシイやつなのは間違いない。

バレーがなければ生きられない影山くんの、
自分の全てを傾ける、無垢すぎる思いを
愛って呼んでいいんですか、古舘先生・・・・・・・・・・。

あんなまっさらな子に、愛とか、もう、ああああもう無理



影山くんは、誰かと繋がったり分かり合ったりするためにバレーをしてるんじゃなくて
たとえこの世にたった一人で生まれても、それでもバレーを始めるような子だと思うのですが
その誰もいないと思っていた漠々たる荒野に、あ~~宮侑もいたんだなって思って、今までで最高に愛おしいです。宮さん。宮さんよ…

試合に戻ります。



山口サーブから。烏野S5、稲荷崎S1。
チャンス!と思った矢先・・・


するりと腰を落とした侑が、ネットの下側を少し超える程度の高さのボールを、オーバーでトス。

男子のネットの高さは243センチ。ネットの幅は1メートルなので、
侑はまっすぐ立つと胸元から顎先くらいの高さのボールを、オーバーで上げたことになるでしょうか。
尋常じゃねえ。

烏養さんのモノローグがあり(「これがユースのセッターか」)、

侑(略)「アンダーは腕2本」「オーバーは指10本」「よりいっぱいのモンで支えたんねん」「セッターやもん」

 

雲雀田(これこそ宮侑)(略)
(スパイカーに対して誰より真摯で献身的だ)

 


・・・・・・・・・・さて。こっからっすね。
考えましょう。


今日頂いたコメントで(お返事は別途させてください!)
「(オーバーでさわれるよう)高く上げてほしいと言った影山くん」と、
「あの体勢から上げた宮さん」の対比について書いていただいて…

「おう・・・・・・・・・・」と、頭を抱えてしまいました。
そういうことだったのか・・・





ハイキューにおける(スパイカーに)「尽くす」とか、「献身的」とかいう言葉が、私はよく分からないまま、ここまで来てしまいました。
牛島さんが「俺に尽くせないセッターは白鳥沢には要らない」と言い、
日向が「確かにお前尽くすって感じじゃねーな」と応じたのを見て、
私は「イヤ今日向に超尽くしてますけども!!!!!!!!!!!」
と思いました。


そして、及川さんに攻撃の主導権はスパイカーだと諭され
努力して努力してできるようになった日向のための「止まる」トスは、
きっと牛島さんを「やだ超尽くしてる!」と、びっくりさせると思っていました。
(牛島さんを女子高生みたいにするんじゃない)

でも実際は、そうはなりませんでした。


で今回です。
私はコメントを頂くまで、(侑のやったような方針で、影山くんもセットしてるしなあ)と思っていました。

要は、高さか距離かの問題だと思ったのです…
影山くんが「BでもCでもいい」、というのは、
セットアップポジションからの移動距離はいとわない、どこへ飛んでいってもちゃんと上げる、
「でも、その分高さがないと、下には入れない」、
だから、「短くてもいいんで高く」「Aパスじゃなくていいんで高くください」なのだと思っていたんです。


もちろん、今回侑がやったことのほうが、難易度高いと思います。

でも、例えば研磨の言う
①上げ辛いボールに素早く滑り込む反応とスピード
②低い体勢で体を安定させる筋力
③そこからドンピシャでセットする技術

これらの技術は、影山くんにもある、
または到達する過程にいる、と思っちゃってたから、「あれ?」となった。
影山くんのリアクションを見て、路頭に迷ってしまいました。
「レシーブの不安定な烏野をセッター影山の圧倒的な安定感でつなぐ」っていうのは、そういう趣旨じゃなかったのか…


でもやっぱそっか・・・
「尽くす」というのは、もっと根本的に別のことなんですかね。


ちょっと結論が出なかったです…考えるの楽しいのでもうしばらく考えたいです。
たぶん、来週影山くんがどういう気持ちで侑のセットを見たかが分かればだいぶ前には進めるかな~~。また考えます。ヒントはある。
尽くすセッター、ならなくてもいいと思うんですよね。「相手を知らなければ尽くせない」みたいな意味だとちょっとまずいけど!
俺は、支配者で、司令塔だ!と、タオル製の王冠をいただく影山飛雄を見守りたいので、今度こそ影山くんがなりたいものに向かって頑張ってほしいです。
以前の、「ああならなきゃいけない」からは、侑のお塩のおかげで脱出している!はず!



最後の影山くんの後ろ頭&「ここに来れてよかった」についてはエントリーを分けたいと思います。
なげぇわ。なげぇわ。落ち着け私。




もしお付き合いくださった方がいたら本当にありがとうございます。
このブログは再生紙でできており、水に流すとさっと溶けます。



続きにお返事です!
クロ影読んでくださった方ありがとうございました~~!

==== 20日AM2時台の方
クロ影読んでくださってありがとうございます…!
返事無くてもと書いていただいたのですが、書かせてくださいこの幸せ…!
>モブのやつがなに考えてるかはわかりませんが
wwwほんとですよ!!ほんとに分かりません!
影山くんと付き合えるチャンスを棒に振るモブがこの世に存在するとは考え難い…矛盾が過ぎる小説で申し訳ありません。
新しい扉を開けてくださってありがとうございます。書きたいことの半分しか書けなかったので、後半くっつける予定です~(´`
お心遣いありがとうございます、欲望に生きているだけではありますが笑、頑張ります~~!



お返事不要でコメントくださった方も、お気遣いいただき本当にありがとうございます。
嬉しいお言葉をいただきっぱなしで恐縮です。