intermission II

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WJ45号**



ハイキュー368話「なにもの」

「”昨日”はもう消化した」
「”たくさんの昨日”はもう筋肉になっとる」
「今日 何をする?」

これを思い出しつつ、
今日一日頭の中でNANIMONOが鳴り続けてました。うあああぁぁ

セットカウントは、
25-20、22-25、25-23の2-1で、鴎台の勝ちでした。
第3セット頑張ったなあ。


みんな涙はありませんでしたね。
あの青城戦から、もう一つ階段を上った彼らの、敗北との向き合い方なのかな…

改めて考えると、試合で負けたときに涙が出るのはなんでなんだろうなあ
悔しさ…?
あのときもしああしていたらもっと戦えたのに、という悔しさとか
最高の時間が終わった喪失感とか
あと単純に、自分の尽くしたベストが実を結ばなかったときって哀しいですよね。うーん。
そういう感情が存在しないわけではないだろうし、
何かの拍子に涙があふれることもあるだろうけど
それとは違う、初対面の何かが、今心に根を下ろしているところなのかもしれないと思います。


大地さんをはじめとする3年生がコートに深く頭を下げ、
別れを告げる姿を影山くんが真顔で見つめているコマ、
これはいつかひもとかれるのでしょうか。
こういう描写、なんだか久しぶりに感じます。
背を伸ばすでもなく、正対するでもなくふと立ち止まるように見つめているのが印象的でした。


影山くんの感情の機微は見えにくくて一見「無」に見えがちで、
でもそうじゃないんだということを、やっちまった事件等々いろいろな出来事を通じて学んだので、きっと私が想像するより繊細に、重大に、今目に映るものが影山くんの心に影響を与えているのだと覚悟してこの先読んでいこうと思います…



音駒が迎えてくれるの嬉しいな~
北さん「プシュっと」wwwこわい

ここから先の北さんと宮兄弟の会話がほんとよくて

治「……俺らはこの先も北さんが怖い」侑(こくん)

 

ここまで、ずっとじーんときました。


北さんの語るバレーはとても「部活」で、
高校までで競技生活をやめるとしても
その時間がけっして、アスリートになる人の部活動に比べて意味があるとかないとか
そういう物差しに価値を測られるものじゃないと教えてくれているように感じます。
いろいろな生き様、取り組み方が交錯する高校の部活というものに対しての、
立ち去る者の惜しみない愛惜を教えてくれる人だったなあと思います。

宇内さんに対しての冴子さんのセリフ、
そんなふうに、ごく重大に、
影山くんとの出会いを語ってくれることに涙が出ます。

ここにもまた、「ツナグ」がありました。



井闥山、負けていましたね。ココはキャプテン(飯綱掌(いいづな・つかさ))がSだったのか…
キャプテンは泣いていて佐久早との対比が印象的です。

このあとの佐久早さんの「空から隕石が~」という台詞、
いや、かわいそうだなって思っちゃった…すんません…
本人に聞こえてないので許してください…

 

日向なり、烏野なりは
努力と挑戦の先に結果を得たのであって、
自分に原因のない、ゆえに不可避で非合理な災難に出遭ってしまったわけじゃない
だから可哀想とかじゃない
ということでしょうか…

私は、日向の発熱に対して、佐久早風にいうなら隕石的な見方をしてしまっていた気がします。
あと1年また経験を積み重ねて
失敗をもとに一つ一つ解決に向けて取り組んでいけば、
来年は体調不良とかを回避できるかもしれない
でもそれができなかったのが今年で…というか今年の精一杯で
そこに怠慢があったわけじゃないと思ってるのですが…
まあ矛盾するわけじゃないか…??
原因があるというのは一つの希望でもあるんだよな、きっと…

関係ないけど次の巻あたり、新巻告知に佐久早と国見ちゃんが出てきたりするかもしれないと思いました…笑



佐久早を見送る木兎さん。
一本指の時間だ。


ひばりちゃんは最後まで見ていきそうですね。

せりふ、引用します。

雲雀田「…ここに居る選手達の中に誰一人として”負け”を経験しない者など居ない」
「(略)強者ほどより上の強者に打ちのめされる」
「挑む者 だけに 勝敗という導(しるべ)と その莫大な経験値を得る権利がある」

 



万事において、
勝ちとか負けとか
そういう結果の伴うものに打って出なくても、
それなりにそれらしいことができると思います。

でも雲雀田監督のこの言葉を読むと、
やっぱりそれでは勿体ないのではないかと思えます。

勝敗は導。
結果がすべてではなくても
結果はシンプルに、どう歩くかのヒントを与えてくれるものなんだなあ。

雲雀田「今日 敗者の君たちよ」「明日は何者になる?」

 


敗者の影山くんをはじめましてのような気持ちで見ていました…

***




NANIMONO聞いてて
「下手くそでも向かえ遠く向こうへ」にぞわぞわしてしまいました。軽率です。




続きにお返事です。ありがとうございます!

==== 3日の方
そのシーン、ドキっとしそびれてしまいました笑笑(でもどこかは分かってしまう…
叩こうとしたBAがネットにかかったとこ(とか)ですかね…??
もう、大型犬と飼い主1(セッター)、飼い主2(WS)って感じに見えてしまってw、
第二次防衛ラインで止まってマジでよかったぁああと震えていました…笑
でもメンズの接触行為は大好きです…oh…




WCの2戦目3セット13-9で、
BAがネットにかかったとき、
オポの選手だけでなく、コートにいたチームメイトみんなが、
「つらい!」「くやしい!」という感情を共有していたように見えました。
「つらいだろうなあ、くやしいだろうなあ」じゃなくて
コートの中で皆が同期したように「いたい!」という感情を分けあってて
だから、彼の悔しさが発露するのとほぼ同時に
(会場全体に感情が爆発したみたいに感じました)
まるで、自分の感情を理性で抑え込むように
ほとんど反射で、彼をみんなが捕獲しに行けた…ように見えました。

今まで生きてきて、あれほど濃密に、1つの共同体になっている人たちを初めて見ました。
なんだか、憧れの気持ちで見てしまいました。