intermission II

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WJ42号*

こんばんは。生活は健康でしょうか…
暑さがしつこいですね。




朝起きて、とりあえず読んで号泣して、
いったん落ち着こうとして寝て
もう1回読んでまた泣いて、
今からようやく感想を書こうとしています。
泣いてばかりで先に進まないので、
ときどきチェンソーマンを挟んで正気を取り戻す作戦で行きます。
すげぇなチェンソーマン・・・



ハイキュー365話「終わりと始まり・2」

日向が立てなくなってしまったシーンから。

私めは、日向のいろんなおかしさを純粋な疲労のためだと思っており、
発熱とは想像していませんでした。
先週時点で、確定したことみたいに書いていてすみません。


ここから先、影山くんによる、昨夜以降の日向の違和感について説明があります。
本当によく見ているなと思います。
選手の状態を把握しろ、という烏養さんの言葉の影響もあったと思うし、
日向(チームメイト)との関係性の成熟もあったと思うし…
ツッキーが白鳥沢戦で指を怪我したときのくだりが思い出されます。

日向の状態を語る影山くんの顔が壮絶に美しい。落ち着いてる顔に見えます。
影山くんは前もって違和感を拾っていたからかな…


熱そのレベルか…と…。
試合とかやれる体調ではない。

怪我じゃないです、と日向は食い下がりましたが
熱がある時点で大問題だし、
こんな状態で試合に出れば怪我をするリスクも大きいので
とてもじゃないけど試合に出すことはできませんよね…

みんな日向の異常に気付いていなかったことを悔やんでいる中、
恐らく、この会場にいる中で唯一異常の端緒を拾っていたのが影山くんで
ただ、

「すげえ運動量だしって思ってあんま気にしなかったけど」

この口ぶりからして、明確に発熱に気付いていたわけではないんですよね。
本当にまずい状態と確信していたなら、影山くんの頭にも、
試合続行により、怪我なり体調不良なり、もっと重篤な状態に日向が陥ってしまうかもしれないという懸念が浮かんで、迷わざるをえなかったはずなので、
そこをケアした描写のしかたなのかなと思う…


ただやっぱ、もしかしたらという懸念の影はあって
それを積極的に、ことさらに取り上げなかったというところに
影山くんの選択が多少なれ存在しているんだろうなと思われ、
その理由を考えてしまいます。



もし、試合に出られないよということになったら
日向がどんな思いをするか…というか、
なんて言ったらいいか…
日向にとって、それが不本意で、日向のベストではないことが分かっていたから
そのときが来なければそれでいいと思ったのかもしれないなと思います。

少し先取りしますが、
影山くんから日向へ、
「今回も俺の勝ちだ」という言葉があって
影山くんはチームメイトとして戦う今このときも
最初に会ったときから何も変わらず、
日向と競い合っていたんだなと心臓をさっくりやられました。

影山くんは、けっして日向に勝てばそれでいいわけじゃないし
だからこそ惜しみなく、日向が強くなるためのすべを持ち帰り
日向が強くなるトスを上げられるセッターになる努力をして
日向にとってこの試合(あるいは大会)が不本意な結末を迎えないために
前向きな可能性にかけようとしたのかな…と感じました。


結局それはかなわなくて、
日向はこの試合の途中でコートを去ることになってしまいましたが
木兎さんの言うように、1月をなめたわけじゃなくて
日向に、今ここで謝るほどの、非難されるほどの自己管理不足があったとは思わないし言いたくないし、
これが、今の日向や烏野にとって、
たどり着き得た最大の果実であったと思いたいです。





少し戻ります。
武ちゃんから日向への言葉、すごいです
この瞬間のために、烏野の監督は武ちゃんだったのだと思うほど…
古舘先生からの、すべてのアスリートへの愛があふれていて泣いてしまう。

胸に刻みます。
私はアスリートではないですが(知っとるわい)
いちスポーツファンとして、コートの外から
テレビ画面の向こうから
何度も、怪我にたおれる選手たちを見てきました。
そのたびに、代わってあげられるなら代わってあげたいと思ったし
膝とかあげると思ったし
これから始まる苦しい我慢の時間を思って何度も悶絶しました。
スポーツをやっていて、
いつも万全でいるのはとても難しいですよね。
どんなに自己管理の努力をしても、避けられないことはあるし
体によくないと分かっていても、それが必ずしもすべてに優先はしない
体より先に感情が悲鳴を上げることもあると思う。

「今この瞬間も『バレーボール』だ」

 
それを知るということは、コートにいられない時間を過ごすということで
ちょっと当事者は感情が追いつかないかもしれない。

いつも万全でいてほしい、

チャンスの最前列に居てほしい。


がんばれ日向
今はとてもつらい…
日向が万全でいられるよう祈るばかりです。
どんなときでも顔を上げる人だと分かっているのでよけいに…




いろいろな人が、迷いながら日向にかける言葉を選んだあとで

影山くん「…『俺の方が長くコートに立つ』」「今回も 俺の勝ちだ」

 
この言葉が日向の涙を止めましたね。



ハイキューに先にはまって、友達におすすめして読んでもらったりしていたころ
「で、日向と影山くんはいつ仲よくなるの???」と聞かれ
「まだなってないよ・・・・・」と答えたのをよく思い出すのですが
日向と影山くんが、たとえ一生二人でお出かけとかしなくても
愛を言葉にして伝え合うことがなかったとしても
こんなにも、かけがえがなく、代わりの利かない二人を
緊張感を持った関係として描いてもらって
私は人生最高に満足しているし、納得しています・・・

軽率に麦茶セッとかそういうの全然考えてないし
パラレルで書いてるのであれはセーフちゃうんか的なそれですし
ヒッヒッフー!!!!






日向を欠いた烏野がどこまで戦えるかという問題をいったんわきによけ、
烏野が明日に勝ち残ったと考えたとしても、
日向の1年生の春高は、ここで終わったのだろうなと思……っています。
(最近おおむねすべてを外しており及び腰です)


哀しいです。
もっともっともっと戦っていてほしかったです。
でも本当によく戦ったと思います。よく頑張った。


次回21日土曜日ですね。間違えないようにしないとな…



**



これから先、スポーツを見るうえで
きっと訪れるだろうコートの外の葛藤の中で、
自分は何度もこの365話を思い出すだろうな…と感じた一話でした。


こんなダウン期間が、競技の一部かと思うほど苦しい時間もあるかもしれないです。

でも、その競技を辞めても、

日常生活に差し支えるほどの怪我や病気などを抱えていながら
競技に取り組み続けている人がたくさんいて
そんな怪我や困難を、競技の一部と言えることに、
競技の一部と言ってくれることにきっと救われもすると思うので、
覚悟をもって、競技の一部と受け止めたいです。




こんなすごい作品に出会えて幸せです。
毎週泣きまくっています。どうしてくれよう。

しかも ちょうぜつ えがうまい!!!