intermission II

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WJ12号*

ハイキュー290話「バケモンたちの宴」

表紙、巻頭カラー、原画展のキービジュと、
3つ立て続けに先生のカラーを見て、「バケモン」以外の言葉が出ないです。。。
巻頭のは、特に、どうやって構成してるのか訳が分からない
キャラはもちろん、バレーという競技とか、人間の体とか、
いろんなモチーフへの愛を感じます。
今週、本文もすごい構図のコマがたくさんありましたが、
その多くでキャラのきわきわまで背景が描かれていて
(白残しの部分がほぼない)
こんだけ描ける時間を残してアシさんに渡せるって
先生どんだけスケジューリングしっかりしてんだろとそっちでもびっくりしました。

古舘先生の漫画はもう、芸術作品だと思うのですが
それがいずれコミックスになって、微細を穿って評価されるときが来たとしても、
「これを週刊連載でやったんだ」ってこの怒涛の勢いを体感してもらうのは難しい気がして、
もう、まじで、できれば週刊で読んでください(>文化庁とかの偉い人への呼びかけ)

この、特に3セット目、
本当にいいものを見せてもらったなあという気持ちでいっぱいです。
なんて面白い試合だったんだ。

原画展めちゃくちゃ行きたいです……
この22人が描かれたビジュアルに、宮兄弟が入ってきたのがすごく嬉しくて
「ああ、彼らは立ち去らないんだ」と胸が熱くなりましたし、
影山くんの脇の部分を拡大して熱心に見た事実がないわけではないのですが、
こうして6年も続いてきたハイキューを、7年目も、熱く見守っていきたいなと思った次第でした。
たぶん、生原稿見たら自然と涙とか出ちゃうんだろうな…
泣くよね…
ベストエピソード、どれ選ぶか迷ってしまうなあ。

ああしかし…しかし…
ほんっと、宮さん…治…これからも、どうぞよろしく…


==
本編。30対31で、烏野がシンクロ攻撃の機会を得たところから。
影山くん、まずは田中さんをチョイスでしたね…
ページをめくると、ページを追い抜いて行くように大地さんが現れ、両手で返球しスリータッチ!というところ、漫画のうまさが出まくっている。

レシーブの手の組み方はいろいろあって、どれがどうのというのではないそうですが
大地さんのレシーブの手を見ると、「そういえば自分もこれで習ったなあ」といつも思います。
影山くんの、拳を合わせるような組み方と違って
基礎を大切に、忠実に、日々の練習を丁寧に繰り返してきたんだなと感じる手で
その丹念な積み重ねに救われたシーンだなと…大変じんときました。
(※影山くんが基礎をおろそかにしてるという話ではなく)
(※影山くんとか牛島さんのレシーブシーン好きすぎて喀血しそうなくらい好きです)

今ちょっと合宿らへん読み返してたら、このころよりさらに今一段絵が進化して美しくなっててどうしようかという感じ・・・

会場のボルテージも高まる中、前に落ちたボールを赤木さんが拾ってなんとかかんとか、
トスアップできる高さに上がり…

はっと気づいたときには、治がもう、踏み切っている。


<双子速攻マイナス・テンポ ”背(はい)”>

「マイナステンポのバックアタック」、ウシロ・マイナスまで、なぞられます。
…待って侑舌出てる。めっちゃ舌出てる。今それ無理抱えきれない。ぜひ仕舞って。

「この位置」「頃合い」「この角度」「どん ぴしゃり」

 
あとから振り返ってみれば、なのですが
この「どん ぴしゃり」のページの治は、思いっきりボールを見てるんですよね。すごく楽しそうに。侑ももう、楽しすぎて、治に上げる以外の選択肢なしだったのだと思う。
燥ぎすぎた、その極みのページだけど…
なんて美しいんだろう…

そして、見開きが来ます。
治からしたら、はっと目を見開いたら、もうそこにブロックがあったって感じだったんじゃないかな、もう…
日向と影山くん、二人で。最後のブロッk
やばいやばいやばい
やばいぞ~~これは

フーーーーーッ
フーーーーーーーッ

日向だけでも、影山くんだけでもだめだったかもしれないブロックが、稲荷崎コートに落ちてゲームセットでした。
二人の手が重なったところでもうアメイジング・グレイスが聞こえていました。
なんて…なんて、何一つ欠けてはいけなかったこれまでなんでしょうか…


ツッキーの、

「『はやさ』はとても」「とても強い武器で」からのモノローグがもう…


うおああ
おああ
あああああああ


春高開始直前226話(26巻)の「まぎれる」のときに、
烏養さんが言っていたことを少し引用します。

「…俺は …お前らの速攻を初めて見た時(略)見惚れたんだ」
「(略)」
「そして早さは万能と思っていた」
「でも手練のリード・ブロックに対して先に飛び出してしまうと(…略)」

 



日向も、影山くんも
互いに出会って手に入れた変人速攻という、恐らく二人を救った大事な武器を、
時に振りかざし、振り回され、失って、新しくし、遮断され、
それでもまた選んでこの試合に臨んでいたんだな。と、改めて感じるブロックでした。

ほんとに先生も烏野も春高前にきっちり準備して進んだんだなと思わされる丁寧な布石にしびれます…。


同続き

(最初に通用した武器が最後まで通じるとは限らない)
日向(先へ行くんだ 先へ行くんだ 追いつかれないのがおれの武器)
影山(対応されたら 対応する それをサボった方が 先へ進めなくなる)

 


お疲れさまでした。




「燥ぎすぎたなあ」からのセリフ
あー、楽しかったんだなあって思わされるシーンのたびに嬉しくて泣きたくなります。
烏野というチームの最高のセッターになることを選んだ影山くんのしんどさも、楽しさも、
きっと彼らは分かってくれる気がします。いいだろ!烏野最高だろ!稲荷崎もクソ最高だった!!


はあ~~~
勝った…勝ちましたね、とうとう…
幸せな時間でした。もう見られないのかと思うと、哀しくなってくるくらい…

また、少し、また、フヌン!!考えます。
****



続きにお返事です。ありがとうございます!
==== 13日12時台の方
こんばんは。今年は本当に、耐え忍ぶ感じの冬でしたよね…私も寒さには参ってしまいましたが、冬生まれの影山くんの冬的な美しさを心の支えになんとか乗り切りました…笑emoji
小説いろいろ読んでくださってありがとうございます!
侑影ログの最後につけた小説なんですが、これは賛否両論というか、途中で喉に引っかかってしまう人もきっといるだろうなと思いつつ、どうしても書きたかった話だったので、共感していただけてものすごく嬉しいです。ありがとうございます…!
クロ影お好きなんですね!あああ・・蛮勇を反省しつつだったのですが、送り出せてよかったです…!
それから、最後のところに書いてくださった宮影小説について、
身に余るお言葉で褒めていただいて、すごく嬉しかったにもかかわらず、ちゃんとした形に整えることができなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にすみません…
治から見た影山くん・侑、影山くんから見た治の部分は、前半で完走したので一応公開したのですが、侑と影山くん、侑から治に対しての部分はきちんと拾えずじまいで…別の形でリベンジしたいと思っています。
全体的に、どの話も文の冗長さを心配していたので、頂いたメッセージすごく嬉しかったです。
本当にありがとうございましたemoji
少し春めいた空気を感じる時間も出てきましたが、まだまだ寒いですねemoji
どうぞご自愛ください。私も気をつけます!!




あの話やあの話が収録される巻の表紙はどうなるんだろうな・・と考えると胃が緊張します。侑と影山くんのツーショが見られたら、そのコミックスを抱き締めて生きていくしかない・・・