intermission II

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WJ7号*

王の誕生した日は祝日であるべきじゃないのか、おかしいんじゃないか、と唸り続けながら一日働いて帰ってきました。
われわれ王国民は今日一日王のすばらしさを語らって穏やかに過ごすべきではなかろうか???
そんなことを考えながら早速、来年の1月15日にアニバーサリー休暇を入れようとカレンダーをチェックしてみたら、3連休明けの火曜日でメッチャ休みづらい感じでした…



さあ。さあ…行くか…


ハイキュー285話「静かなる王の誕生」
神々しいタイトル!!コミックス表紙来るかな…


先週から少しかぶせて、アラン→東峰さんのサーブレシーブが乱れたところから。

 

見るからに、影山くんも相当疲弊していますが、それでも追いつき、田中さんを選んでトス。
後から分かることですが、
このときの影山くんの険しい表情は、ボールがアンテナよりやや手前に行き、
狙ったほどコースの幅が出なかったことが原因だったんですね。

この状況で田中さんがストレートを打っていたら、治に拾われちゃったんだろうな~

ノヤっさん!!!
大耳さんが予想した田中さんのプレーを、ノヤっさんだって当然、予想していたんですね。
そしてノヤっさんがそこにいることを影山くんも分かっていて、
アンダーで拾いにいく。
この、姿勢の低さ!!!下半身やわらか!!(そういう意味ではない!)(今日はそういう意味ではない!)でも膝ついてないんですよね!すぐ立ち上がって次に移行できるように…今影山くん前衛ですもんね。日頃のストレッチとか頑張ってたんだなあ…。そんな影山くんの日常のアルバムすべての場面が愛おしいです…

・・・・・・・・・・で!!!なんでだ・・・日向が、速攻で跳んでる・・・日向最高だ…。
日向へのブロックはもう0.5という感じ、
影山くんの股ぐらに過去最高に肉薄する我々、
アランがなんとか拾いますが、普通ならここでまともな攻撃は…いや、侑よ・・・
治「コワッ」に果てしなく共感します。怖いわ…
あくまで指十本にこだわるのか。

これ侑もすごいんだけど、この姿勢をこんだけ躍動感たっっぷりに描ける先生もすげぇよ~もうみんなすげぇよ~~~~!

そしてスーパーリベロが…。
しかもノヤっさんが拾ったときには、影山くんはもうボールの行方を見ている…。



ネットを挟む影山くんと侑が同じような顔をしている。

ここで、場面は回想に。
少し引用します。

影山くん「いいえ」
田中さん「!?」
影山くん「田中さんの攻撃が必要です」

田中さん(あれは)(”励まし”なんかじゃねえ)

 


うん…
私影山くんにこの顔で「死んでくれ」って言われたら秒ですもん…。
「お前の犠牲が必要だ」とか言ってくれていいですもん…
言わないんだけれどもね・・

田中さんのインナー(超クロス)を思い返しながら、
「田中さんの一番武器は本当にそれか?」と考えるとき、
烏養さんの言った言葉、
菅原さんの言葉がよみがえる影山くんの、尊い素直さと真面目さに目頭が熱くなります。

こうして教えられたことを一つ一つ胸に刻んで、
きっと傷つくときにも同じくらい正面から受け止めて苦しんで、
でも、全部大事に抱きかかえて、ここまで頑張ってきたんだなぁ・・。

「一番(それ)は」「俺が決めることじゃない」←影山くんがこれを思う強さよ。


研磨、矢巾、白布を映しながら、

影山くんのトスへの評価が挿入されますが…
一言一言が体に刺さるような、脳髄に抜けてくような言葉選びとリズムだと思いました。
美しい。その言葉を使わずにはいられない放物線です…。

影山くんがもっと広くスパイカーに選択肢をと考えるからその放物線になり

それは美しい。

超インナーを使ったことで、田中さんがストレートをこじ開け、活路が生まれる。
田中さん、飛ぶ。

 

「脅迫(しんらい)」ですか…

 

 

影山くん(極上ラインショット)

 

orz
影山くんみたいな子が、「極上」って使うの、やばくないですか…
バレーの中で耽溺の語彙を使う…バレーの中でだけ、きっと影山くんを感じさせるものがあるんだな…。

2枚ブロックのさらに横、
ストレートに構えていた治さえ届かないほどのラインショットが決まります!!
かっけぇぞ、次期エース!!!

歓喜に沸く烏野コートで、一人、立ち尽くす影山くん。
ああ・・・・・・・・・・・・


なんも言えねえ


なんも言えねえよ。。

影山くんがまぶしい・・・・

これが、「静かなる王の誕生」のシーン、なんですね・・・
王よ・・・・・・

驚きもなく、ただ静かに、
目指していた場所にたどり着いた影山くん。
決意のような悟りのような、貴い瞬間でした。

こんな、冠一つ載せず王の存在感を放つ16歳、空前絶後ですよ…。
王だ・・・・あの、あれ・・何回見ても王なんですけど・・そんなばかな・・・
ああぁあぁやっぱり王だ



…。
さて・・・

侑が口を利く…。


「飛雄クンに何があってん」(27号256話)のときは、「イヤお前じゃん!!!」で済んでいたのですが、
宮さんがあんまり怖い顔をするので、もうちょっと真剣に考えなければいけないかなという気になってしまった「何があった」問題。


まさか、自分が「おりこうさん」と言ったことを忘れたわけではさすがにないと思うので、
要は、「1か月やそこらで変わるような性質のことではないはずだ」という前提が(宮さんの中に)あるのかなという気がします。

スパイカーのリクエストに全部応えようとしてしまう影山くんの「おりこうさん」は、実際ものすごく根が深くて、
中学のときのどうしようもない喪失から連綿と続いて、
及川さんの言葉を借りるなら、「独裁の王様に逆戻り」してしまうことを恐れるあまりに心が完全に癖づいてしまっていた状態。
宮さん的には、「おりこうさんな飛雄くん」には負けない自信があったのかもなと思います。
でも本当は、影山くんの中には日向や、菅原さんや烏野の仲間とずっと築き上げてきた信頼や共鳴があって、
影山くんが脱おりこうさんしようとしたとき、覚悟を決めて受け入れて一緒に頑張ってくれる仲間しかいなくて、
もう、最後たった1つの鍵が開いてなかっただけなんじゃないかなあ、と思わされました。
あとは影山くんが踏み出すだけ。
烏養さんもそのことを分かっていたから、影山くんのおりこうさんに気付きつつも、
宮さん発言を持ち帰るまで、さわらずにおいたのかな~~…と。

結局「おまえだよ!!(>侑)」って話かもしれない笑
しかも「こいつ」か。


さて及川さんが、とうとうこの場面で。
先週の「いいえ」を見たときから、及川さんもしかしたら見てるかもなあ(&そのインサートがあるかもなあ)とちょっと思っていました。
及川さんと影山くんの再戦をこの先丁寧に書くのは、構造的にかなり難しいし
影山くんがセッターとしてこの試合で大きく成長するのであれば、
その姿を見届ける及川さんを描くには、こういう形しかない気がしたので…。

及川さんはいつかこんな日がくることをずっと分かってて、
ずっと準備をしてたんだなぁ。



スコアはここで24-23。稲荷崎のマッチポイントは変わりません。
影山くんのサーブの安心感よ・・・。
安心しろ実況。
ミスをすることも、甘いボールを入れることもない。



来週楽しみです。
ああ…
話数的には、まだ決着ではないかな。
こんな幸せすぎる日々が、もうすぐ終わりなんですね…
すぐまた次の幸せ来るけど・・

こんな、こんなガッツリしたセッター対決見られて幸せすぎました。
先生ありがとう…








*****

今胃がねじきれていることがあります(きれてるのかよ)
随分昔になりますがHeaven & Earthという牛影小説の中で、こんな文章を書いたことがありました。


「影山の変化は急速で、まっさかさまだった。そう嫌味っぽく言いたくなるくらい影山の順応性は目覚ましかった。牛島に限らず誰に対しても、相手に、できるかぎり思考の余地を残すようなボールを出す。もちろん影山が思考を放棄しているわけではなく、攻撃の組み立て自体はセッターである彼がやっているのだが、ボールの質の変化はあからさまなものがあった。これは影山のタスクが減ったということでなく、むしろ逆で、チームメイトの選択の幅を拡大するために影山は毎日それこそ血のにじむような努力をしていた。」



これを、「正解」の形として書いてたならね・・・二重丸だったんですけどね・・・・・

ふううううううう~~~~~~~orz

ほんっっっと、すみません。情けない。
難しい。難しいな。

当時は、in白鳥沢してしまった影山くんを、当時の原作の状態の影山くんに近づけるのが正解だと、成長だと思ってたんですよね…
もう、今さわっちゃうのは違うと思うので書きなおさないですけど、
今の原作進捗で、新しくHeaven & Earth読んでくださる人がいるとしたら、意味不明になってしまうよな・・・。逆じゃねーかと…



はーーーードッコイショ~~~~~~~~・・・
ドッコイショ~~~~ッ
読んでくださった御恩は忘れません。精進します。



続きにお返事です!!!
==== 13日AM10時台の方
迷子の…迷子の…影山くん…………!!!!!
二人とも泣く展開ですね・・・・!!!!ww
ああでも、そうですね、影山くんが無理難題を持ち込んで牛島さんを困らせてしまうパターンが成功率高いかもしれません!
「行きてぇ場所が分かんなくて」
「どこに行きたいんですか」
「俺の家です」
「……」
頑張れ牛島さん!

更新見に来てくださってありがとうございます、元気になります…!




二人称はロマンだ。