intermission II

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みくらべる(25巻@HQつづき

突然ですがハイキュー25巻の加筆修正箇所をチェックしてみます。
今回は、影山くんのキャラ解釈に関わる部分が多かったので、
ここ整理してから進みたい!というのがあり…
前回の記事と重複する部分もありますが、備忘のため残しておこうと思います。
お返事は一番下までとんでください!巻物みたいに長いので!


ハイキュー25巻「返還」

217話「"楽"」(2016WJ36・37合併号、オールキャラ表紙)
修正なし。かな…

2対2のときのルールの「指の腹を使ったフェイント禁止」というのは、
ビーチバレーっぽいやつなんですよね。ティッププレーのフェイントがだめ。
もしかしなくても、フルコートでやってるから、落とされたらラリー続かないですもんね…。

って思った次のページで国見ちゃんが拳骨ショットでフェイントしていた笑
拳骨、ポーキー、コブラ、そして手の甲はOKなのかな。国見ちゃんほんとに国見ちゃん。


…日向の、「影山がいないと本領が発揮できない自分評」への戦い方って
ほんとにすげー~~と思います。220話で出てくる「単品じゃ役に立たない」っていう
影山くんの台詞に対する落ち着きもそうなんですけど。
「じゃあ、影山なしでも戦えるって証明してやる」って日向が考えてしまったら
言い方アレかもしれませんが、影山くんの支えが、思いのほか簡単に
ポキっといってしまうかもしれないとさえ思います。
いつかは別の道をいくとしても、日向が離れてく形は厳しそう。
「いるぞ」って言ってくれた日向がいなくなるわけだから、
あーもう大丈夫かな…心配すぎて考えたくない…
ただ日向はかわいそうだ。日向は自分をかわいそうにしないから成り立っている。


218話「最後まで」(2016WJ38号、ラブラッシュ表紙)
修正なしと思われました。

ぁああ~五色に(影山くんから)トスあげてみてぇええ
白鳥沢では1年セッターとどんな関係なんだろう。
端々に牛島イズム感じますが、そんなところもやっぱりカワイイです。ガキっぽい性格なのにプレーはちゃんと正しいセオリーで動いてるところかとてもいい。百戦錬磨だ。

しかし何回見ても牛島さんの顔ほんとすき
今日も急に牛影が読みたいです

219話「空腹」(2016WJ39号、レッドスプライト表紙)
修正なし。

改めてローリングサンダーのくだり見たあとだと、この配慮すごいですね…
影山くんはここで、バックアタックをする側に回ったからこそ気が付いたんですね。
しかしポジションシャッフルに文句あんのかと言いたくなるTシャツである。

宮「俺のセットで打てへんやつはただのポンコツや」
のあとの、影山くんの「・・・・」顔やっぱめっちゃ気になります。
「そんな考え方したことなかった」顔に見えてしょうがないです。

影山くんの「いいトス上げてるんだからちゃんと打って」、って考え方は
横暴なように見えて、スパイカーに対して「このトスが打てないってことは、その程度の選手なんだな」と見限る姿勢がまったくないんですよね。
宮さんが間違ってるとも思わないけど、まあとにかく宮さんと影山くんは価値観合わない気配がすごい。


金田一と国見ちゃんの関係って脇腹のヘンなとこがすごく痛くなります。
国見ちゃんは、自分の性格のひねくれっぷりをよく理解していて
自分とは対照的な金田一の善的なあり方をとても肯定しているイメージです。
憧れてるわけじゃなくて、「俺はお前を良い人間だと思う」という、
価値判断がすでに下っている感じ。
国見ちゃんにとっては、自分-影山のラインより、
金田一-影山のラインを通じて影山くんを見ているようなところがあって
金田一を肯定するのと同じ感覚で影山くんという人間を否定している気がします。
ただ、それが妥当性のある判断を下してるという感覚を自分で持ってる感じでもなくて
好きじゃない、自分のバイアスした感覚では、肯定しないっていう。
影山くんを肯定するためには国見ちゃんは自分の価値観を修正しなきゃいけなくて
それは国見ちゃん哲学に照らすと、コスパの悪い行為なんだろうなという印象を、個人的には持っています。

だから国影は成り立たんと思うとかってことじゃなく
ゼンゼン読むんですけどね…そこはほら…別だから…

「体格の代わりに与えられたものこそ その"餓え"なんだよ」

 

重い。
知っているという価値を、知ろうとする努力が超えることがあるんですよね…


220話「合流」(2016WJ40号、日向俯瞰表紙)
修正なし。


宇宙
それは影山くんの乳首

田中さん「うおやっぱ来てたか!」
二人のうちどちらかがここからいなくなったとき
寂寞とした思いになってしまうシチュエーションランキング上位です。


221話「壁、再び」(2016WJ41号、ヒロアカ表紙)
修正なし。

「それで十分跳んでるし 試合中はそれで精一杯かもしれない」
「でもお前ならまだ跳べる」


影山くんのこういうところ………スゴイとこはちゃんと認めてるところ…
影山くんを世界が抱き締めるであろう…


222話「昂揚」(2016WJ42号、こち亀表紙)
①前から言われてた「スプレット」→「スプレッド」の修正
②P116下のコマ
【ジャンプ】影山(真中からの圧力が凄え)
【単行本_】↑のせりふ削除、口元に歯の線加筆

②P118~(/がコマ区切り)
【ジャンプ】

菅原「横移動速っ」日向(伊達工のブロックかっけええ~!!)/
烏養「ブロッカーとセッターの戦いは攻撃の瞬間以外もずっと続いてる」


【単行本】

//日向(くそ 伊達工ブロックかっけえっ…!)/
菅原「横移動速っ」~(中略)
影山(今俺はライトからの攻撃を最善と思ったか?)~(中略)
武田「素人目にもやはり伊達工のブロックは怖いですね…」/
烏養「ブロッカーとセッターの戦いは攻撃の瞬間以外もずっと続いてる」


ここの加筆は、
うーん、単純に、影山くんの頭の中を分かりやすく説明するためなのかな・・と思いました。
影山くんが「いいな」と思った伊達工の強さの中身というのは本誌掲載時のでも充分分かる気がするんですが、
ただ本誌読んだときは「エロい」しか感想を持てていなかったので、
「ゾクッ」からの一連の流れがちょっと途切れたことの意義は大きかった気がします…
頭が冷えたぜ…
(私はこの読解力で突き合わせをする意味があるのか)



そろそろあのシーンが近づいてきて胃がきりきりしてきました。

223話「刺刺」(2016WJ43号、銀魂表紙)
①P137~ツッキーのスパイク1本(成功)2ページ分追加
【ジャンプ】-
【単行本_】

影山(今のは良かった筈だ いつも通りだ)~(中略)

月島「なんだよちゃんと決まったじゃん」~(中略)

菅原「言いたい様に言われたらケンカになるクセに~~」(中略)
日向「でも一言多いとか言い方がむかつくのとかはいつもだけど」/
「言わないのはなんかヘンだ」

菅原「?」

 

ここは、影山くんが「おかしいのは自分なのか?」って
疑ってる2頁って感じがしますな…。
皆のプレーが居心地悪く感じる、すっきりしない、
でもツッキーにあげたやつはちゃんとできてた、
じゃあやっぱり…という。菅原さんが後で言う「自分は間違ってるかも」と
影山が疑ってみてるという、成長が(?)分かりやすい気がします。

言わないのはなんかヘンだ、と日向が言っていますが
影山くんは「スパイカーのリクエストに応える」に関しては
ずっと自己主張をせずにきていたはずなので、
「どんなトスが欲しいかちゃんと言えよ」は言えても
「こういうスパイク打ってくれよ」とは言えない、
でも今言いたくなってしまってるってことに日向は気付いてる
ってことなのかなと思いました。

逆に言うと、
「スパイクに注文をつけたいことがあるそぶり」すら
影山くんは見せずにここまできていたということでもあるというか…

どんだけ押さえつけてきていたのか…。


この1話ずっと影山くんを見守り態勢の烏養さんに
大人の男の包容力を感じずにはいられませんナニコレもうほんとにもう


224話「返還」(2016WJ44号、ハイキュー日影表紙)
①P156


【ジャンプ】

東峰「すまん!トス良かったよ」

【単行本_】

東峰「すまん!トスは良かったよ!」

 

気遣いが増しとるw

②P156
【ジャンプ】

烏養「…俺はどっちかと言うと キツい性格の影山がスパイカーの要求は矢鱈すんなり飲んでた事の方が不思議だな」

【単行本_】

烏養「遠慮なんてしそうにない影山が スパイカーの要求だけはすんなり飲んでた事の方が不思議だったのかもしれない」(汗たらーん加筆)


ここ、これ…
私ここ本誌掲載時にぐだぐだ言ってしまったのでその反省もちょっとあって、
修正入ったのなんかホッとしてしまいました。その節はすみませんでした(土下座)

烏養さんの顔に汗たらりんになったことと、言葉の自信度が落ちたことで
烏養さんの「俺は気付いてたけど」感がうすれて
目の前の影山くんにまっすぐ向き合ってる感じが増した気がします。
よく考えていたら、気付いてやれたかもしれないのにな、的な。
単行本版のほうが好きだなあ。

影山くんがおりこうさんになっていたのは、
あくまで「スパイカーの要求『だけ』」というのも明示されて
その異様さが際立った気がします。
わざわざ修正入ったことも考えると、烏養さん→影山くんに対する「キツい性格」という解釈も、ちょっと違うかなって感じだったんでしょうか。
キツい物言いは間違いないと思うんですけどね。
烏養さん。烏養さん!



やっちまった顔シーン~及川さんがつらすぎて声が出ないぜ
及川さんが影山くんにとってグサグサ刺さり過ぎて…


③P163一番下のコマ~
【ジャンプ】

影山「…!」/東峰「あーすまん影山」…/
菅原「中学のチームメイトに体当たりで気付かされた事」//
烏養「でもアレだな 影山が言いたい事…」


【単行本_】

↑吹き出し削除/、ページ切り修正/(同じ)
菅原「中学のチームメイトに体当たりで気付かされた事」/
武田「…ケンカですか」(東京遠征のズケズケ言い合える~の回想)
烏養「まあケンカって他人に言われてやるモンじゃねえしな」//
烏養「でもアレだな 影山が言いたい事…」


ズケズケが入って分かりやすく。
後はページ繰りの都合という感じか…??


【ジャンプ】

引っ張り上げる…!/<ドオッ>/菅原「惜しー…!!でも今の高かったなー!」

【単行本_】

引っ張り上げる…!/<ドオッ>/(美しい影山くん)/菅原「惜しー…!!でも今の高かったなー!」


影山くんが美しかったことしか分かりませんでした(やめてしまえ)

⑤P172~
【ジャンプ】

日向「セッターは支配者っぽくて~(略)」(Σ影山)/
影山(回想:「支配者っぽくて1番かっこいいだろうが!!」)/
日向「どんなに良いコぶろうとしても(略)観念するがいい!!」<わはは!!>影山「なに言ってんだ」


【単行本_】

日向「セッターは支配者っぽくて~(略)」
影山「!?」(日影正面ショット⇒背面に)/
田中「?」日影「……」/
影山(回想:「セッターはチームの司令等~かっこいいだろうが!!」)/
日向「あんな風に言ってた事 すんなり消えるワケない」影山「!」
日向「どんなに良いコぶろうとしても(略)
観念するがいい!!」<じりじりコネコネ>影山「……?」

悩むなぁここ…。
>日向「あんな風に言ってた事 すんなり消えるワケない」
これがあるほうが、影山くんの中の連続性が保たれてる感はある…。


王様飛雄を尊びたい。
古舘先生が、すごく丁寧に、慎重に影山くんという子の姿を描いてるんだ
というこだわりがものすごく伝わってきました。
出来事を、影山くんフィルターにかけたとき
彼は一人で物を考え、言う台詞と言わない台詞があり
彼の周囲の人物も、影山くんの受け止め方というものがあって…
「ストーリーのためにキャラを動かす」ことをしないから、ハイキューそりゃおもしろいわけだよと思いました。

烏野において、そしてハイキュー全体において
圧倒的天才である影山くんがインフレ感を起こさず
イヤなやつになってしまうこともなく
15歳だの16歳だのという繊細な年齢を生きている、
その厚みに感動した25巻でした。

…バカ長くてごめんなさい。
自分との対話になってしまってめんぼくない。

あの…続きにお返事です…


==== 1日の方
大変遅くなって申し訳ありません…!!!タイミングを逃してしまいました!!

牛影←及お好きですか…良かったです。
初だったので及び腰で書いてしまいました。
>同居から同棲
くっ…ものすごく書きたいです、少々のお待ちを…!

>牛影ではどうやっても捻り出せないだろう繊細なモノローグ
wwwwwwwwww
めちゃくちゃ笑いましたw
いや、そうですね…
まず、牛島さんに対して諦めがあるから、牛島さん1人称でほとんど書かないんですよね(笑)
環境情報が地の文に盛り込めない牛島モノローグ…
ツッキーを主観に据えると、なんか風とか描写しなきゃいけない気がします。月島くんさすがや…
コメント送ってくださってありがとうございました。調子に乗ってどっちも進めます。



この土日、小説が進んでいないのは自明である・・
単行本重い×2…