intermission II

【頂いたメッセージへのお返事⇒⇒23.8以降:「続きを読む」から、それ以前:スマホのリーダー表示かドラッグ反転でお読みください】

WJ39号@HQその3

で、金田一と国見ちゃんと日向のとこなんですけど……


リアルだな…と思ったひとくだりでした。
なんか物語の世界って、和解エピソードあったら大概和解完了するじゃないですか(笑)双方同じタイミングで。でも、現実にはそんなスッキリ解決する関係ばっかりじゃないよな……
片方は先に進めても、片方は拘泥して、ってこといくらでもありますよね。

結果論ですけど、金田一的にはあのときお互い謝っておいたほうが楽になれたのかもなと思いました。
金田一は、影山くん=横暴で、王様で、ムカつくやつのままじゃ嫌だったのかな。影山くんを通り過ぎることができなかったのかな、と思う。

このタイミングでこう迷うってことは、「やっぱアイツの言ってることが正しかったのか?」って発想がどっかにある気がするんですよね。
仲良くはなかったのかもしれないけど、影山くんが中学のああいう感じになっていく過程をそばで見ていたはずだからな…。俺は、出る杭を打ったのか?という。

影山くんは、明らかに中学のときのことを後悔してて、繰り返すまいとしてますよね。
トスを打ってもらえない恐怖、及川さんの手厳しい指摘、烏養監督(孫でなく)の発言と畳み掛けられて、
読者として、「影山くんは中学の出来事への後悔と斥力で正しい方向に進んでる」と思っていました。

でも、そこに宮さんが現れて、全く逆の価値観を提示してきた…

宮さんが善意で動いてるかわからない分、なんとも懐疑的になってしまいますが、
中学の出来事に対して、(チームメイトとしてではなく)セッターとして、10対0で間違ってたわけじゃなかったんだよってことをね…
影山くんも金田一も、ちょうど同じタイミングで思っていたのかな、と思いました。
それを、俗に、喧嘩という。五分のぶつかり合い。
日向は影山くんを被害者とは思ってないけど、加害者とも思ってなかったんだってのを改めて感じて、じーん……。

金田一くんへの処方箋としては、「影山くんと友達になる」が一番効きそう(笑)
あるいは、金田一は、影山くんのトスを打っていて「バレーって楽しいな」って思った時間があったのかもしれないな……。
もうね友達になればいいんだよバカ〜〜
金田一、応援してるぞ!!
……と思った今週でした。


金田一ねー、ほんと友達になっといたほうがいい。
友達になりそこねると、多分、一気に恋になるからなっ!気をつけろ少年!!