intermission II

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バイパーについて考える

本誌の「ウチの出水」発言のせいでもうなんかスゴイことになっとる…(笑)
ワートリって、1ページを10分ずっと眺めてましたみたいなことが普通にあるし、ウチの出水発言もみんな舐めまわすように繰り返し読むのだろうな…私も読む…
もうハイレインVS出水の台詞とか全部ソラで言えるよ!

ワートリ、何度も何度も読んでしまうのは
一つには設定が精緻で1頁の情報量が多い、というのがあると思うんですが
それとは別に、
「相対的な評価」というのがすごく幅を利かせてるというのも大きいと思う。
どんなものにもランク付けがされていることに始まり、なんですけど
新たな評価の指標が提示されるたびに、
じゃああれは?あのときはどうだったの?って振り返ることになるといいますか。
今回、那須さんというシューターの新たな価値判断要素が登場したことで、いずみん先輩を振り返らざるを得ない!です!
ということで(前フリなげえ)いずみん先輩とバイパーについてメモ書いとこうと思います。


***

●まず、バイパーがどういうトリガーかについて…
太刀川さんいわく、
「リアルタイムであれだけの弾道を引けるバイパー使いはウチの出水と那須だけだ」とのこと。

リアルタイムで弾道を引かないバイパーというのは、効能としては

・不規則に動くびっくり感
(→ランバネインのリアクションからして、どうやら「誘導」以外の方法で弾が非直線の弾道を持つのは珍しい様子。対ネイバー戦のほうが活用されそう。非トリオン物質の弾は慣性もろもろで曲がらないから発想として目新しいのかも?)
・用意しておいた一定の弾道によって、相手の動きを一定程度制限する

この2つになると思います。
つまり、「流動的な状況下で、敵に命中させるための弾ではない」。
予め用意しておく弾道パターンにどれくらい幅を持たせられるかよく分かりませんが、リアルタイムで弾道を引けるかどうかというのはかなり大きな差異になってくると思われる…。その場で引くなら、当てられるからなあ。

修には臨機応変で引けてほしい気もするけど、あらかじめ用意しておいた定型パターンの組み立て方だけで読み勝っていくのもカッコイイような…(そっちだと今書いてる小説と矛盾出ちゃうんですけども)

那須さんにせよ、いずみん先輩にせよ、空間把握能力尋常じゃない。
なんか、最初バイパーマスターみたいな感じで那須さん出てきたから「こればっかりは出水も敵わない」みたいな話かと思ったらナチュラルにいずみんもデキる奴だったので「アパー」と卒倒しそうでした。まじ何もんだよ出水…。トリオン多い時点で多分、天才って言われてるんだと思うんですが、それプラスで高い空間識と繊細なトリオンコントロールがあるわけで、やばいわマジで…

●リアルタイムに弾道引くってどんな感じだろう
(小説にねじ込み損ねた話)
なんつーか……フェルミ推定みたいな感じなのかな?と思う。
あの場所まで10メートルはあるけど15メートルはないな、
あっちの的には60度以上は曲げないと当たらないけど90度は曲げすぎだな、みたいな感じで「当たらずも遠からじ」を繰り返して縛っていくうちにだんだん精度上がっていく、的な。
そんでいずみん先輩はそこら辺を全部感覚でやってしかも当てちゃう参考にならない人っぽい…

●いずみん先輩のバイパーを愛でてみよう
(1)黒トリガー争奪戦
本誌:左で少なくとも4×4×4=64以上(右のハウンド本命のシーン)

←…これやばくね?


(2)対ランバネイン
(トマホーク)2×2×2=8

←メタ的発想でアレなのですが
どう考えてもその場で作戦考えてるこの場面で出水がきっちり頭脳プレーがこなせていた以上、「出水がリアルタイムで弾道を引けない」ってことにはできなかったよな、と思う。

出水無敵感ありますが、「仕留めた」ことはここまでなく、
基本は戦術の一部としてサポートに徹してるので、
1vs1の個人戦闘力が高いかというと「???」
ただ、足止め係やったりとか継戦したりとか、そういう「持ち駒としての便利さ」は群を抜くものがある気がします。パーティに入れときたい。

そして、いずみん先輩はよく「やべっ」とか「あっぶねー」とか、歴戦の戦闘員にしては素直なリアクションをしていますが、あれは戦術上「自分がトんじゃいけないことをよく分かってる」がゆえではないかという気がする。ちょっと臆病なくらい、慎重なくらいでないといけないのがいずみん先輩の役回りなのかな~と思います。
それゆえに、ハイレインとの戦いはちょっと異質だったよなと思うのですが…

長くなり過ぎたので終わります。