intermission II

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因縁とお返事2

前に、牛影イグアナ小説のオマケssでちょっと書いたことがあったのですが(イグアナ小説ってなんやねん…)
妄想を超えて、ある一面で牛島さんという存在が影山くんにとってすごく重要人物なんじゃないかと思っている部分があって、その話を少しメモります。
(牛影本気勢的には分かってたことをねちっこく書こうとしています)


「返還」のとき、謝罪寸前の影山くんの脳裏にフラッシュバックした光景が、そら恐ろしく感じることがあります。
「やっちまった」顔のあと、影山くんが思い出したのが
①中学でトスが落ちたあと、「拒絶」を感じてる場面
②その仲間たちが青城で楽しげにバレーをしてる様子
③輪の中で笑う及川さんと、それを見つめる影山くん


これらを思い出したあと、影山くんは数瞬黙ったあと、
トラウマがあふれだしているような顔で、「すみません」と言いかけるんですよね。


影山くんにとってトラウマなのは、
「仲間にノーを突きつけられた」ことだけじゃなくて
「その仲間たちと、及川さんはうまくやれている」ことであるというのが、
絶望的にしんどいし、恐ろしい気がします。
言いたいことを言ってしまったら、
自分は必要とされなくなってしまうし、
自分を否定した選手は、及川さんを選ぶんだ、と、そこまでセットになってしまっているというか…。
だから、必要とされていたいから、影山くんは反射的に謝罪をしようとしたんだろうなと思います。

客観的に見れば、「でも、及川さんが誰にとっても絶対いいセッターってはずはないのでは?」と思うのですが、
影山くんは「一生勝てないかも」「どんなチームに入っても及川さんは俺よりスパイカーの力を引き出す」と、なかば盲信的に、及川さん>>俺、と思っているんですよね。
(日向が「烏野以外は、だな」と言ってくれなければ、まるでそれが事実かのように読めていた気がします・・日向ありがとう・・・)

で、そんなふうに影山くんの価値観が凝り固まった原因の中に、
「牛島さんがそう言ったから」というのが少なからずある気がします。

「どんな奴からも100%を引き出す」(12巻)
「どんなチームに入っても及川さんは俺よりスパイカーの力を引き出す」(15巻)

といった影山くんの言い回しは、牛島さんの
「及川はどこであろうとそのチームの最大値を引き出すセッターだ」
をなぞっている気がするからです…

そういう事情を踏まえて、影山くんが白鳥沢戦のあと牛島さんに
「絶対及川さんより上手いって言わせます!」
と言ったことを考えると、
(すでに日向は認めてくれたうえで、)
(かつて、及川=白鳥沢に来るべき、影山=尽くせない=要らないと言った)
「牛島若利に、及川さんより上手いって言わせること」が、
影山くんにとって、いいセッターになれたという1つの指標で、
過去のトラウマから脱却するための要素の1つなのかなと思うのです。

だから、これから先も影山くんは、「牛島さんから見て、どんなスパイカーになれたか」を気にするし、そこが解消するまで牛島さんとの因縁の糸は切れないんじゃないか
と…
期待をかけてしまう…
という話…でした…





書いててなんか辛くなってきましたぞ…
影山くんをふわっふわの毛布でくるみたい気持ちでいっぱいです。


続きにお返事です。ありがとうございます!


10日23時台の方
嬉しい更新になれていましたでしょうか~~…!!ありがとうございます~!
哀しいモンスターがw、ずっとエントリーしていたのですが、間に合わなくて急遽このようなことになってしまいました。
いろいろ牛影書いてる中で、完全に無理やりやったのは彫れ井戸だけだったので、
いつかR指定部分も書いてみたいな…と思っていたんですemoji
心と体と、一番手がねじくれてる話なので読みづらいだろうと思うのですが、醍醐味と言っていただけて嬉しいです…セーフになった気がします…!w
彫れ井戸2番目なんですか、1番目めっちゃ気になります!笑
どれかな…あれかな…いや、あれかな…贅沢なお話です、ありがとうございます。
>もし組の者が…
>敵対勢力に奪われたら…
あっもう…大好きです…orz
実は最初の最初のプロットにはその辺りまであって、書きたいシーンは山ほどあるのですが、外堀を上手く埋められなくて、今日まで形にできていないんですよね…
いつか書くのを将来の夢として、細かい部分を悩み続けようと思います。
牛影の日、お付き合いくださって本当にありがとうございました!!

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~人はなぜこの時間から空腹になるのか~